ずっと前にプラキャップの記事を投稿したときに、中身がまだ入っていたので分解することができなかった「ハインツ製ケチャップのプラキャップ」。やっと使い切ったのでいよいよ分解調査となりました。

さて、これが問題のキャップなんですね。
　

チューブ入りケチャップって使っているとキャップの出口のところに切りれ残りのケチャップがだんだんと溜まってきて気持ち悪いよね。

ところがナント、
このキャップはこの問題をほぼ完全に解決してくれるんですね。

なにがスゴイかというと、

左の写真。

キャップ出口には薄いゴムの膜が形成されていて、よく見ると十字に切れ目が入っています。

後からドライバーを突っ込んでみました。
ケチャップが絞り出されているときはこんな感じで出てきます。

つまり、薄い膜は内圧で外に向かって拡がっているわけですね。
（まるでローリングストーンズのミックジャガーみたい）

で、
必要量を出し終わると今度は元の状態に戻ろうとするので、先ほど拡がっていたクチビルが引き込みながら閉まる。つまり、孔の中に残っていたケチャップを孔の中に引き戻しながら、同時に口が締まるんですね。

だから、出口の周りにこぼれたりしない。いつも清潔に保てるんです。

出口部分を分解してみました。

ツーピースになっていて、実に小気味よくパッチンと挿入されるんですね。

薄い膜はシリコンゴムの成型品のようです。

これ考えた人、ホンマにエライね。
できれば一度お会いしたいなあ。

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