命の水
最近、特にここ1年は環境問題と共に”水資源”がクローズアップされています。新聞記事でも関連する話題が目につくようになってきましたね。
水不足に苦しむ人々は中東・アフリカを中心に世界で5億人。
日本では「水はタダ」、との観念が染みついていますが、石油と同じで実は限りがある。当たり前ながら石油は過去に蓄積された埋蔵量によって決まり、水は現在の雨量によって決まる。どちらも同じなんですね。
「日本は豊富な水の国」
中学校の社会の授業でそう習った記憶がありますが、どうもそうではないらしい。「日本の年間降水量は1718mmで世界平均の2倍。しかし一人当たりに換算すると世界平均の三分の一程度しかない」
では、なぜ日本では水不足にならないのか。
それは日本が食料輸入大国だからなんですね。食料を生産する水を間接的に輸入している。最近注目の”仮想水”という概念。
牛肉1Kgを生産するのに必要な水は20トン、米1Kgなら3.6トン。
ペットボトル換算では、牛丼1杯がボトル1260本、牛乳コップ1杯がボトル72本。。。。
日本が輸入する仮想水量は年間なんと200億トン。
先進国中、最低の食料自給率である日本はえらいこっちゃですね。
輸出国が仮想水に気づいて輸出をストップしたら、直接的な食糧不足もさることながら、水不足からもはや日本は自分で食料を生産出来ない状態だったんだ。。。
第三次世界大戦が勃発したら日本はイチコロですね。武器なんかいらない、兵糧攻めにするだけでバンザイです。
日本は小麦、牛肉、大豆、トウモロコシの大部分をアメリカからの輸入に頼っている。日本国民の使命として、今日からもっと家内と仲良くしとこうっと。
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(株)アシステック 伊藤 隆康
PROFILE
ASSISTEC技術屋社長 伊藤隆康
ホシデン(株)開発研究所で9年、パナソニック電工(株)制御技術開発研究所で16年間新商品開発に従事。2005年に『株式会社アシステック』を設立し電子機器開発設計支援・コンサルティング業務を行っている。
和太鼓奏者。