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身近な疑問を科学する

海水魚が川で泳いだら?

浸透圧のおもしろさ、おわかり頂けましたか?
ところで、地球上には常に浸透圧と闘いながら生きている生き物がいるんですね。


サカナです。


海水魚も淡水魚も進化の途中で分かれたものだから祖先は同じ(海から川へ進化したんですね)。従ってどちらも細胞内の塩分濃度は同じで、海水と淡水の中間の濃度なんです。


だから海水魚の細胞は海水より薄いし淡水魚は淡水より濃い。つまりどちらも浸透圧にさらされ危険な環境の中で生きている。ではなぜ死なないかというと海水魚は水分が抜けないように、淡水魚は水分が入ってこないように、浸透圧とうまく闘いながら生きているんですね。


具体的にどうやっているかというと、

海水魚はえらで海水の塩分を取り除いて薄くなった海水をたくさん飲みおしっこはがまんする。逆に淡水魚はえらでできるだけ塩分を取り込んで水はあまり飲まずに大量のおしっこをする。そうやって細胞濃度を維持しているんですね。いやあ、日々涙ぐましい努力。


しかし、海水魚が川で泳いだら水が細胞内に侵入して水ぶくれになり、パーンと破裂。。。するかどうか知りませんが死んでしまいます。淡水魚が海で泳ぐとその逆で極度の脱水状態になってやっぱり死んじゃうんですね。


サケの様にどこへでも行く魚は、この機構を切り替えて対応している。


しかしながら、どちらも同じ水で生きることのできる水を開発した人がいるんですね。 「好適環境水」と名付けて特許まで申請しているとか。
サカナにとってはそれまで見たこともないおサカナ友達と遭遇する。


すばらしい出会いに乾杯!!


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(株)アシステック 伊藤 隆康

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